#lpo (2)
広告とLPの溝を埋める分析で、分析単位の粒度ズレが最も再発しやすい落とし穴。
問題の構造
依頼フローでは「対象の広告グループ(AG)を決める」が最初に来るが、ヒートマップツール側の絞込粒度は「LP × チャネル × デバイス」までしか絞れないことが多い。この2つを最初に握らないと:
- AG単位で本命を選定 → ヒートマップは全AG合算値しか取れない
- ヒートマップ粒度にAG定義を寄せる → 対象AGに存在しない検索語句を議論に載せてしまう
実際に起きた誤り: 対象AGを拡張したら「大学入学式スーツ」等の語句が流入38%を占める最大カテゴリに浮上。しかし元の対象AGには0件で、分析全体が誤診断。
対策: Step 0を依頼フローに組み込む
Step 0a: 対象AGを triage (費用絶対額1位) で特定
Step 0b: ヒートマップ取得粒度とAG粒度のズレを明示
→ 例:「本AGはヒートマップ母集団の約35%」と限界事項に明記
Step 1以降: ①対象AG決定 → ②語句カテゴライズ → ... ⑦改善案
学び
- 「技術的に粒度を揃える」配慮で依頼要件を逸脱しないこと
- 分析の限界(粒度ズレ)は正直に開示する方がレビュワーの信頼を得る
- 母集団定義を勝手に変えない。変えるなら必ずレビュー前に握る
LP分析でヒートマップCSVの「クリックイベントラベル列」だけで中身を推定するのは不十分。LP HTMLを curl で実取得しないと、CTA文言やマイクロコピーが分からず、改善案が抽象論に終わる。
必要な実装
# 1. LP HTMLを取得
curl -sL -A "Mozilla/5.0 (iPhone;...)" "$LP_URL" -o lp.html
# 2. エンコーディング自動判定(SHIFT_JIS / UTF-8 / EUC-JP)
file lp.html
iconv -f SHIFT_JIS -t UTF-8 lp.html > lp_utf8.html
# 3. h1-h4 / a / button / 本文を抽出
抽出するべき要素
| 要素 | 用途 |
|---|---|
<title> / <meta description> | ページ全体の訴求 |
h1-h4 | セクション構造(上から順) |
a / button のテキスト | CTAコピー・マイクロコピー |
| 本文(重複除去・順次) | セクション文言 |
「LPに存在しない要素」が逆に示唆を持つ
ポジティブチェック(何があるか)だけでなく**ネガティブチェック(何がないか)**も重要。
例: 「評判口コミ」系検索が流入22%なのにLPにお客様の声セクションが無い=最大流入への応答ゼロが判明。これはCSVヒートマップだけでは絶対に見えない。
依頼要件との関係
ビジネス依頼の「CTAのコピーを書き換える」レベルの具体提案は、CTA実文言を取得しないと書けない。抽出→対比→書き換え案の3ステップで「現状: ○○ → 改善案: △△」の形で提示する。