#oss (1)
1. ポジショニング: Obsidianとの差別化
Obsidianとは競合ではなくパイプラインの下流に位置づける。
Obsidian = 「書く・繋げる・考える」個人知識管理(インプット〜思考整理)
dev-memo = 「書いたものをタグ集約でWeb公開し、学習を可視化する」出力チャネル
dev-memoだけの価値: Web公開がゼロ設定(git push → 自動デプロイ)/ Learning Heatmap / 記事化候補の自動検出 / noindex限定公開 + OGP + RSS
Obsidianだけの価値: 双方向リンク・グラフビュー / 2000+プラグイン / ローカルファースト
理想フロー:
Obsidianで書く → 公開フラグ付きmdをdev-memoリポに配置 → git push → Web公開 + Heatmap
2. 戦略選択: SaaS vs OSS
王道SaaSが微妙な理由
- Zenn/Qiita/はてなと正面衝突する
- SSR化・認証・マルチテナントDBで技術的複雑度が3倍以上
- 運営コスト(サーバー・サポート・セキュリティ・法務)が個人開発者に重い
- 「サーバーレス」「データはユーザーのGitHub」が最大の差別化なのにSaaSにすると捨てることになる
- 静的サイトの強み(シンプル・安い・速い)を捨てる判断は慎重に
最適解: GitHub Actions + CLIツール + OSSテンプレート
| 方向性 | 実装コスト | 差別化 | ユーザー獲得 |
|---|---|---|---|
| 王道SaaS | 高 | 低 | 低 |
| OSSテンプレート | 低 | 高 | 中 |
| CLIツール | 中 | 高 | 中 |
| GitHub Actions | 低 | 高 | 高 |
GitHub Actionsでゼロ設定デプロイ + CLIで摩擦ゼロ(devmemo new "title" → 編集 → devmemo publish)。SaaSのサーバー運用なしにSaaS的体験を提供でき、OSSテンプレートとして公開すればデータロックインもゼロ。
3. SaaS化の判断基準
「SaaS化」と「マルチユーザー化」は別の判断。まずOSSテンプレートとして公開し、需要を検証する。
- 実装コスト: 数日(README + テンプレートリポジトリ化)vs 数週間(SaaS基盤)
- 検証精度: 「実際にセットアップして使った人数」は社交辞令を排除できる
- 撤退コスト: ゼロ(OSSなので運用義務なし)
SaaS化のGo条件
- GitHub Star 100+ or 月間アクティブユーザー 50+
- 「有料でも使いたい」の声 10件以上
- 「セルフホストが面倒」という要望が複数
SaaS化する場合の唯一の差別化は**「学習活動の対外的な可視化・証明」**。エディタや知識管理でObsidianと戦うのは不毛。
原則
「作りたいから作る」ではなく「ニーズがあるから作る」。