wikigen検証メモ — Claude Codeでコード仕様wiki自動生成
wikigenはGo製CLIで、Claude Codeを呼び出してコードベースから仕様wikiを自動生成する。embeddings/Docker/Ollama不要。Astro+Svelte+Firebaseの中規模プロダクトで検証した結果、想像を超えるクオリティだった。
本質は「Claude Codeをワーカーとして外部から叩くパターン」
これが一番の学び。wikigenはClaude Codeスキルのようなものではなく、外部プログラムがclaude CLIを子プロセスとして並列に起動する設計。スキルとは別物。
| 観点 | スキル | wikigen方式 |
|---|---|---|
| 実行場所 | 現在の会話内(同一context) | 外部プロセスが独立context起動 |
| 並列 | 不可 | -pp Nで並列worker |
| Context消費 | 現在のcontextを食う | 各subprocess独立 |
| 運用 | 人が対話 | GH Actionsで無人実行可能 |
いわゆる Claude Code headless mode / Claude Code as SDK のパターン。claude -p <prompt> で対話UIを起動せずプロンプト投入だけできるので、それを外部オーケストレーターから叩くと「バッチ処理」「CI統合」「Slack Bot裏側」等に応用できる。会話UIとしてのClaude Codeと、プログラムから叩くワーカーとしてのClaude Codeは別の顔、という発想転換が大事。
実行のコツ
-localフラグは不要: 位置引数に直接ローカルパスを渡せばclone不要 →./wikigen /path/to/repo- privateリポでもローカルクローンさえあれば動く
- 認証は
claudeCLIの対話ログイン状態を子プロセス継承で引き継ぐ。CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKENを明示設定しなくても動作した(READMEに記載なし) - 単一ページだけ生成したい場合は
-retryを悪用: 1ページだけ空ファイル(<200B)を置いてretry実行 → そのページだけ生成される
クオリティ検証結果
24ページ構成のwikiを2分24秒で設計。1ページ本生成は約3分で16,301文字。スポットチェックで確認した範囲では:
- ソース引用が行番号まで全て正確(ハルシネーションなし)
- sequenceDiagramとflowchartのmermaid図を自動生成
- コメントと実装の乖離のような人間のレビュアーでも見落としがちな細部まで指摘
- 「設計上の特徴」セクションを自力で作成する抽象化力
記事が触れていない注意点
- 「追加課金なし」はClaude Pro/Max契約者のOAuthトークン方式のみ。
ANTHROPIC_API_KEY利用時は従量課金 --bareモードではOAuthトークン無効- OAuthトークンは1年有効
- 便利な未記載フラグ:
-dry-run,-model(haiku/sonnet/opus),-json
向き/不向き
向き: コード主体のリポの叩き台仕様wiki、新人オンボーディング初稿、設計ドキュメントの老朽化対策(GH Actionsで定期再生成)
不向き: Markdownコンテンツ主体のドキュメントリポ、ビジネス要件・設計意図の「Why」の記述(wikigenはコード根拠に限定される)